作家 丸山正樹先生の講演を聴いてきました
10月19日にAP西新宿で開催された作家・丸山正樹先生の講演会「『デフ・ヴォイスシリーズ』を書いて、今思うこと」(主催:NPO法人手話教師センター)を拝聴してきました。
ご存じの方も多いと思いますが、丸山さんは小説「デフ・ヴォイス ー法廷の手話通訳士ー」「龍の耳を君に」「慟哭は聴こえない」の”デフ・ヴォイスシリーズ”の作者です。
私(江部)は8年前に「デフ・ヴォイス」を一度読んでいましたが、新シリーズが出版されていることを知り、改めて読み直してから、ごく最近「龍の耳を君に」と「慟哭は聴こえない」も読ませていただいていましたので、知人から今回の講演会のことを聞き、とても楽しみに参加しました。
講演では、執筆に至るまでのご苦労や、いろいろな工夫、今後の方向性などをユーモアを交えながら丁寧にお話しいただきました。
先生のお人柄も相まって、とても楽しく、あっという間の2時間でした。
(↑ サインをいただきました!)
”デフ・ヴォイスシリーズ”は、ミステリーとしても、人間模様としても、とても読みごたえがある小説ですが、やはり「ろう者について」「ろう文化について」「手話について」「社会的少数者の権利擁護について」等々、普段私たちが気付かないことに正しい情報や問題点を提供してくれるところに輝きがあります。
未読の方には、強くお勧めします。ぜひ多くの方に読んでいただきたい小説です。
(↑ 記念撮影に快く応じてくださいました。向かって左が丸山先生です。許可を得て掲載しています。)
私は、この仕事を始めるにあたり、「お客様のお話をじっくり聴く司法書士になろう」と思いました。
もちろん現在も、それを心がけています。
しかし、相談に来られる方がすべて言葉(音声日本語)でコミュニケーションできるとは限りません。
音声日本語以外のコミュニケーションを求めるお客様に対して、どのようなサービスができるかをしっかり検討し、できるだけ早い時期に「どなたでも安心して、みかづき司法書士事務所にご相談ください」と自信をもって言えるようになりたいと考えています。