書き残すこと、伝えておくこと
2021/03/26
遺言
父が他界し、葬儀を執り行いました。
満88歳という天寿全うと言える年齢であり、また覚悟をするための時間もありましたが、肉親とお別れをするのは悲しいことでした。
一方、喪主という立場でしたので、葬儀について判断を求められることが次々と発生します。忙しいのは仕方ないとしても、「連絡する範囲はどこまでか」とか「葬儀の規模はどの程度にするか」など、悩み所満載です。
私の父は、まだまだ体調万全だった80歳の誕生日に、息子に向けて書面を残してくれていて、そこには「どこまでの医療を受けたいか」「やってほしい葬儀の規模」「誰に連絡してほしいか」などが詳細に記載されていました。いわゆるエンディングノートです。
「全文が手書きであること」という条件を満たさないので、法的には遺言の条件を満たしていませんが、その書き置きは、今回本当に役立ちました。
しかも、父は書面を書いた後、その内容について直接口頭で説明をしてくれましたので、理解が深まるとともに、父の残された人生を応援したい気持ちを強く持つことができました。
元気なうちに、「伝えたいことを記録しておくこと」そしてできればそれを「直接伝えておくこと」が大切であることを、今回身をもって体験することができました。
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